プレゼン資料としてのマインドマップ
『マインドマップによるプレゼン成功術』や『「マインドマップを企画に役立てる」の前提』で書きましたとおり、メモリーツリーをそのままプレゼン資料として利用するのは、私個人の見解としましては、聞き手の慣れの問題からお勧めしづらいと考えています。
ただ、相手がマインドマップに理解があるような人の場合には別です。
マーケットに生きる人達がよく知っているように類似性は相手の好意を引き出す有効な手段となります。
まして、メジャーとは言いづらい事柄において仲間を見つけた時の好意はなおさらです。
このように特定の相手に対する場合に、マインドマップによるプレゼンが有効な場合があります。
「ドラゴン桜」というドラマでは、メモリーツリーという言葉でマインドマップもどきが紹介されたようです。
このドラマや原作漫画にはファンも多いようなので、もしプレゼンを受ける相手の有力者が「ドラゴン桜」のファンであると知っているのであれば、あえてマインドマップとはいわず、「メモリーツリーで説明します」といった表現を使うと効果的かと思います。
相手の素性が良く分からない不特定多数に対するプレゼンでしたら、Power Pointで作成する資料の「概要」のページをメモリーツリーにするという方法もあります。
マインドマップの特性であるゲシュタルト(全体性)は、概要説明には適しています。
見慣れたPower Point形式の1ページにメモリーツリーが入っているだけですから、拒否反応もないはずです。
また、概要レベルでしたら、枝が多く分岐しているようなこともなく、情報としても受け入れやすいでしょう。
そして、不特定多数の中にマインドマッピング(メモリーツリー)に通じた人がいれば、先に書いた類似性による好意も期待できます。
何事も工夫しだいですので、私も一概にマインドマップをプレゼン資料に使うことに否定的なわけではありません。
ただ、「マインドマップを使えばプレゼンが成功する」という勘違いだけはしないようにしたいものです。
プレゼンの目的は、相手にこちらの考え、情報を適切に伝えることなのですから、その場でマインドマップというツールが適切に利用できるようであれば、どんどん活用すべきかと思います。
ただし、この場合、マインドマップはあくまでプレゼントいう場において一つのツールでしかないということです。
ツールは適切に使えば効果を発揮しますが、利用目的のはっきりしない場に置かれたツールは何の役にも立ちません。
プレゼンの場で見せるマインドマップ、つまり他者にマインドマップを見せる場合は、どのような目的で、どのような効果を期待して見せるのかを自分の中でハッキリさせておきましょう。
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カテゴリー:5.プレゼンとマインドマップ
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